虫歯ってなに?

虫歯ってなに?

一言で「虫歯」と言っても色々な症状や状態に分けられます。一般的な見方でいうと、「歯が黒くなっている!」と「虫歯だ!」と思い、歯科医院に駆け込む方も多いのではないでしょうか?
虫歯の症状や状態で、歯の治療方法は変わりますし、治療が必要なのかどうかも変わります。
ご自身の歯が虫歯なのかどうか、どのような治療が必要なのかを知っていると、自分では見にくいお口の中で何が起こり、何が行われているか理解しやすいと思いますよ。
 

歯の構造について

歯の構造について

まずは、歯の構造について知っておいていただきたいことがあります。
それは歯の構造は大きく分けて3つの層に分けられるということです。
お口を開けて見えている白い部分はエナメル質、その中には象牙質があり、一番内側には歯髄(歯の神経)があります。
歯の構造について詳しく見る
 

なんで虫歯になるの?

なんで虫歯になるの?

虫歯の原因は虫歯菌です。虫歯菌はミュータンス菌などの様々な種類があり、お口の中に常にいる状態なので殺菌、滅菌はできません。ですから、一生を虫歯菌と共にしなくてはいけません。
虫歯菌は口の中に居るだけで悪さをするかというと、そういうわけではありません。虫歯菌の主食は歯の表面に残った汚れです。
その汚れを虫歯菌が食べて糞をします。その糞の酸度が強いために歯が溶けてしまうのです。
これが歯が虫歯になる理由なのです。
虫歯になるのは虫歯菌のせい?を読む
 

虫歯の状態

虫歯の状態

虫歯の状態は大きく5つに分けられます。虫歯も初期の段階であれば治療しなくてもいい時もあります。
虫歯の状態を分かりやすく段階に分けて解説いたしましょう!
 

1.初期の虫歯(C0)

初期の虫歯

虫歯になりかけている初期の状態を「C0」と言います。
この状態では虫歯の症状はありませんが、歯の表面が白く濁った色に変わってきたり、少し茶色に着色してきます。
C0の場合は基本的に治療は必要がない時が多いです。お口の中の環境を整えたり、汚れを溜めないようにすると虫歯の進行を抑えられるからです。
 

2.エナメル質の虫歯(C1)

エナメル質の虫歯

歯の表層のエナメル質に限局した虫歯を「C1」と言います。
症状として痛むことはまだ無い状態ですが、放っておくと進行するところまできてしまっているので歯の治療を行わなくてはいけません。
エナメル質のみの治療でしたら虫歯を削っても痛みがないので麻酔を用いなくても治療は可能です。
 

象牙質の虫歯(C2)

象牙質の虫歯

エナメル質を越えて、象牙質にまで達した虫歯を「C2」と言います。
C2の状態までくると、徐々に甘いものがしみる、冷たいものがしみるといった症状が出てきます。
治療の際に痛みが出ないよう麻酔を用いることが多いですが、早めに治療することをお勧めいたします。
歯の詰め物について詳しく見る
虫歯の進行について詳しく見る
 

歯髄に達した虫歯(C3)

歯髄に達した虫歯

虫歯が歯髄に達してしまった場合、痛みが急激に変わってきます。今までは冷たいもの、甘いものが凍みていただけだったものが、今度は温かいものも凍みてきて、噛むと痛い、ついには何もしなくても痛くて眠れない!という症状に変わってきます。
これを、いわゆる「歯髄炎」と言います。
このような症状が出た場合に関しては神経を取る治療が必要になります。
 

虫歯で歯が崩壊した状態(C4)

虫歯で歯が崩壊した状態

虫歯が進行しすぎて歯の頭の部分が崩壊してしまった場合を「C4」と言います。
この状態になると歯の神経自体は死んでしまうため、歯の神経の痛みは無くなってしまいます。しかし、歯の中に入り込んだ細菌によって感染しているため、歯肉などで炎症を起こし噛むと痛かったり、何もしなくても痛む可能性はあります。
この場合、歯は抜歯しなくてはいけません。
 

まとめ

まとめ

虫歯の一番の原因は歯の周りに付着する汚れです。汚れがずっと付いたままになると、そこに虫歯菌が集まってきて虫歯ができます。
虫歯は1日、2日前の汚れでできるもではありませんから、もし虫歯が皆さんのお口の中にできているとしたら、そこにはずっと同じ汚れが堆積していることになります。
日頃のブラッシングでお口の中の汚れを100%落とせる人はほぼいません。当の私でさえ無理なのです。
細かく残ってしまう汚れは、歯科医院でクリーニングをしてもらって落としてもらいましょう!