こどもの歯磨きQ&A

1.0〜6ヶ月の磨き方

0〜6ヶ月の磨き方

まだこの時期には歯は生えていませんが、着々と歯が生える準備はされていきます。
2〜3か月頃には指しゃぶりなど、いろいろなものを口に入れるようになります。この時期はだんだんと異物を口の中に入れる許容ができてくるので、手をキレイにしてお子さんの口の周りや口の中に指を入れてみるのも、歯磨きに慣れる訓練につながります。

 

2.6ヶ月〜1歳

6ヶ月〜1歳

6ケ月を過ぎる頃、前歯がだんだん生えてきます。歯が生えてきたら歯磨きはスタートです。
最初は下の前歯から生えることが多いですが、下の前歯は唾液も多いことや口唇もあることで自浄性の高いところです。つまり、一生懸命に歯ブラシで磨く必要はありません。
最初はガーゼを指に巻いて歯を擦ってあげる程度で十分です。歯ブラシは最初は使わずに慣れさせていきましょう。お口の周りを触ったり、コミュニケーションをとるように行うと良いでしょう。
上前歯4本が生えそろう頃にはだんだんと歯ブラシを使った歯磨きに移行してください。
歯磨きを行うときはこどもを寝かせて膝の上に頭を乗せて行うのが安定して行えるので安全です。
 

3.1〜2歳半

1〜2歳半

1歳を超えると奥歯が生えてきます。奥歯は前歯と違い臼状の形をしているため、ガーゼや綿棒ではなく歯ブラシで磨いてあげることが望ましいでしょう。
この時期には歯と歯の間の汚れもしっかり取れるように糸楊枝(デンタルフロス)を用いてしっかりとってあげてください。
 

4.2歳半〜6歳

2歳半〜6歳

幼児期も後半になってくると、徐々に自分で歯ブラシを持って磨けるようになってきます。ただ、仕上げ磨きは継続して行ってください。
だんだん大きくなってくると膝の上に頭を乗せて磨くのを拒む子もいますから、そのような時は「立たせ後ろ磨き(スターキーズポジション)」という方法で行ってみるといいでしょう。
立たせ後ろ磨きとはこどもを立たせたまま親は後ろに立ち、左手でこどもの顎を押さえて少し上向きにして磨く方法です。
 

5.6歳〜

6歳

6歳になると乳歯の生え変わりが始まります。そして、6歳臼歯と言われる永久歯、第一大臼歯が一番奥の乳臼歯のさらに奥から生えてきます。
生え変わり時期になると残っている乳歯や新しく生えてきた永久歯に汚れが溜まりやすいです。また、永久歯の頭が出てきてすぐの時期は乳歯の高さとの段差があるので、歯ブラシの挿入角度を変えたり、磨きやすい歯ブラシに変えて磨くなど工夫が必要です。
 

こどもの歯磨きQ&A

こどもの歯磨きQ&A

こどもの歯磨きには注意すべき点、お父さん、お母さんに頑張ってもらいたい点が多くあります。
よくある質問にお答えしたいと思います。
 

Q1.歯磨きを嫌がるのは直りますか?

歯磨きを嫌がるのは直りますか

A.元から嫌な子、歯磨き導入時に順序を間違い嫌になってしまう子、様々ですが、歯磨き嫌いなこどもはよくいます。
押さえつけてやることはやめてください。
全体を磨くには2〜3分はかかるものですが、「10秒頑張ってみようか!」と短い時間を設定して数えながら行うことも効果的です。そして、できたらしっかり褒めてあげることです。少しずつ時間を延ばす、もしくはセット数を増やしてだんだん磨けるようになります。
あとは、ご褒美を設定することもいいでしょう。歯磨きノートなどを作って、目標を書き、できたらご褒美シールなどを貼ってあげるとだんだんご褒美が欲しくなり頑張るようになります。
 

Q2.歯磨き粉は使ってもいいですか?

歯磨き粉は使ってもいいですか

A.積極的に歯磨き粉を使うことはお勧めしません。こどもの歯磨きの大きな目的は汚れを取ることです。歯磨き粉を使ったからといって汚れがよく取れるわけではありません。
また、歯磨き粉の味が苦手で歯磨きが嫌になってしまうこともありますから、最初は歯ブラシを水で濡らして行うことをお勧めします。
徐々に歯磨きに慣れてきたら歯磨き粉を使うのがいいでしょう。
逆に歯磨き嫌いの子に歯磨きの受け入れとして使ってみるのはいいと思います。そこから少しずつ歯磨きに慣れさせていく方法です。歯磨き粉をしゃぶってしまうだけにならないように注意は必要です。
 

Q3.歯磨き以外の口腔ケアは必要?

歯磨き以外の口腔ケアは必要

A.はい。必要です。
特に、デンタルフロス(糸楊枝)は乳臼歯が生えてきたら行う必要があります。
小さい頃から習慣化することが大切です。お父さん、お母さんがデンタルフロスを行っていない人は、まず自分で行って慣れておく必要があります。
柄の付いているものよりも指に巻きつけて行うものをお勧めします。
また、生え変わり時期には通常の歯ブラシに加えてタフトブラシという細かいところを磨くためのものを併用するといいでしょう。
 

Q4.どのくらいまで仕上げ磨きをするの?

どのくらいまで仕上げ磨きをするの

A、仕上げ磨きの止め時を自己判断してはいけません。こどもが歯磨きを自分でするようになったからとか、シャカシャカ音がなるように磨けるようになったからというのは一つの判断材料であって、自立して歯磨きをして大丈夫というわけではないのです。
歯科医院で歯磨きのレッスンを受け、歯垢の染め出しを行い、自分でしっかり磨けるようになったとプロの目から見て問題がなくなったら、仕上げ磨きを卒業してもいいでしょう。
ただし、生え変わり時期が終わるまでは定期的に観察することを続けてください。
 

まとめ

まとめ

子育てとは、初めてのことばかりで毎日が忙しく過ぎてしまうものです。
その中の一部である歯磨きも本当はおろそかにはできないものです。
その他にもご質問があれば何でもご連絡ください。
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