親知らずの移植

移植

移植

虫歯や歯の破折によって、歯を抜歯しなくてはいけなくなった時、歯を抜いたところをどのように治療を行うかの選択に迫られます。
インプラント、ブリッジ、入れ歯・・・
どの方法もメリット、デメリットがあり、どれを選択するべきなのか迷ってしまうこともあるでしょう。
そこで、一つの選択肢として「親知らずの移植」という方法をご提案させていただきます。

 

親知らずの移植

親知らずの移植

奥歯の第一大臼歯、第二大臼歯を失うことになった場合、親知らずを抜いて歯を失った場所に移植する方法です。
 

移植の条件

移植の条件

移植の条件はとても細かく、成功率を高めるためには、診査診断をしっかり行わなければいけません。
親知らずが虫歯ではないこと。
親知らずが抜歯しやすいこと。
親知らずの根の形態が複雑でなく、大きく開いていないこと。
抜歯を行う歯の周りにしっかり骨が残っていること。
その他、お口の中のブラッシング状況や歯ぐきの炎症状況、他部位の噛み合わせの状況、喫煙の有無など移植の成功率を高めるのに関係することがあります。
 

移植の成功率

移植の成功率

移植の成功率はインプラント、ブリッジ、入れ歯の治療と比較して決して高いものではありません。
ですので、「それらの治療を行う前に一度チャレンジングな治療にはなりますが行ってみましょう。」というご説明をいたします。5年、10年と保たせることができた後に、もう一度他の方法で治療を行うことを考えましょう、という流れになります。
もちろん、10年以上保存、機能させることができることも当然あります。
 

移植の流れ

移植の流れ

親知らずの移植を行う流れをご説明いたします。
 

1.診査診断

診査診断

まず、奥歯の抜歯が必要になった後、どのような治療方法があるかをご説明します。
移植に際して必要な診査はレントゲン撮影で、CT撮影を行います。
三次元的に親知らずの状態、抜歯が必要になった部位の状態を確認します。
移植先は上顎よりも下顎の方が好ましいです。上顎の場合、骨の量が比較的少ないことが多いので移植が困難になるケースがあります。
 

2.抜歯と移植

移植と抜歯

抜歯が必要になった部位を抜歯します。もし、抜歯部位に感染が見られる場合は、その日は抜歯のみに留め、必要であれば顎の骨を増やす骨造成を行います。
骨造成¥70,000〜120,000円
抜歯のみで一度様子を見た場合は1か月後に親知らずを移植します。骨造成をした場合には、3〜6か月骨が成熟してくるのを待ってから移植をおこないます。
抜歯部位に感染がなく、骨の量にも問題がない場合は、抜歯後すぐに親知らずを移植します。
 

3.根管治療

根管治療

移植した親知らずは根管治療が必要になります。
移植後、2週間から4週間の間に根管治療を開始いたします。
根管治療について詳しく見る
 

4.固定期間

固定期間

歯ぐきの治りや、移植歯牙の状態を確認します。
しっかりと歯ぐきが治り、移植歯牙の動揺が治まってくるのを待ちます。
 

5.仮歯

仮歯

まずは、仮のプラスチックの被せ物を装着し、噛み合わせてみます。
痛み、歯ぐきの腫れ、歯牙の動揺、清掃状況など問題が生じないことを仮歯を用いて確認します。
 

6.クラウン装着

クラウン装着

問題がないことが確認できたら、被せ物を装着します。
 

移植の料金

移植の料金

移植にかかる料金は基本的には保険適応で行うことができますが、骨造成が必要だった場合に関してはすべて保険適応外治療で行っていく必要があります。
保険適応外移植料金:¥70,000円
骨造成について詳しく見る
 

まとめ

親知らずの移植のまとめ

親知らずの移植という治療は広く行われている治療ではなく、行う先生もいらっしゃれば行わない先生もいらっしゃるかと思います。
かかりつけの先生に相談して、もし気になることがありましたら佐藤歯科クリニックにご相談ください。