歯の構造を知れば全てがわかる!

歯の構造を知ろう!

歯の構造

自分の歯は見たことがあるけど、実際どのような構造で、どのような働きがあるかを知っている方は少ないです。
歯の構造、役割を知ることでお口の中に対する理解も深まると思います。

 

歯の構造の名前

歯の構造の名前

歯は大きく分けて3層から構成されます。お口を開けて見えているのが①エナメル質、その内側に②象牙質、最も内層には③歯髄(歯の神経)の3層です。
また、歯の根の構造は少し異なり、エナメル質はありません。その代わりに④セメント質という層で根は覆われています。
歯の根は顎の骨に埋まっているような形で、この骨を⑤歯槽骨と言います。歯槽骨と歯の根は直接付いているわけではなく、⑥歯根膜という組織が結びつけています。
 

エナメル質の働き

エナメル質の働き

エナメル質は体の中で最も硬い組織です。モース硬度という単位を用いた場合、エナメル質はガラスや鉄よりも硬い値を示し、水晶と同じくらいの値を示しています。
そのようなエナメル質ですから、硬いものを噛んだりすり潰す役割を担っています。そして、歯を刺激から守る役割もあります。
温かいものや冷たいものが、直接歯の神経に刺激を与えないように、バリアを張っているのです。
 

象牙質の働き

象牙質の働き

象牙質はエナメル質よりも少し柔らかい組織です。象牙質はレンコンのような構造をしており、その穴の中は組織液で満たされています。組織液に刺激が触れると、その感触が歯髄まで伝わり、痛みとして脳に伝えられます。
つまり、直接的に象牙質に刺激を加えると、他のエナメル質で覆われているところに比べると過敏に痛みが伝えられる、これを象牙質知覚過敏症と言います。
また、象牙質は酸にとても弱く、溶けてしまいます。虫歯が広がることや炭酸飲料など酸の強いものを沢山飲むと歯が溶けてしうのは、そのせいです。
 

歯髄の働き

歯髄の働き

歯髄は歯の神経で、エナメル質、象牙質に守られるように最も内層にあります。
歯に加えられた冷たい、温かい刺激や、硬いものを噛んでしまった時の刺激を感じ取り、痛みとして脳に伝える役割があります。
歯髄は刺激が強すぎたり、慢性的にずっと刺激を与えたりすると死んでしまうことがあります。神経は一度死んでしまうと元には戻りません。歯髄を取る治療が必要になることもあるのです。
 

セメント質の働き

セメント質の働き

セメント質はとても薄い膜でできていて、歯根膜と歯をつなぎ合わせています。
歯の根の部分を全周覆っていますが、エナメル質のように硬い組織ではないため象牙質を守る役割はありません。
 

歯槽骨の働き

歯槽骨の働き

歯槽骨の働きは、大きな仕事として「歯を支える!」という大役を担っています。
歯槽骨を溶かしてしまう歯周病にかかってしまうと、歯を支えている部分が少なくなってしまい、不安定になって歯が揺れてきます。
また、歯槽骨は表層が皮質骨、内層が海面骨という形態に分けられ、表層の皮質骨はとても硬く、内層の海面骨は柔らかくスポンジのような構造でその隙間を血管や小さな細胞で埋め尽くされています。
 

歯根膜の働き

歯根膜の働き

歯根膜はセメント質を介して歯と繋がっており、歯槽骨とも繋がっています。
歯根膜は歯のクッションのような役割があり、噛んだ時や歯を押した時の圧力を感じ取り、脳に伝えます。
強い力がかかりすぎたり、歯ぎしりや食いしばりが強いと歯根膜炎という炎症を起こすこともあります。
 

歯の構造を知れば全てがわかる!のまとめ

歯の構造のまとめ

歯の構造や役割を今まで考えたことはありましたか?「歯は食べ物を噛むもので、虫歯になったりするから、歯を磨く」というくらいの認識だった方も多いと思います。
歯の構造や役割を知っているだけで、少し口の中に興味が湧いてきませんか?
歯も皆さんの立派な体の一部です。一生のお付き合いですから、大事にしてあげてください。